オマージュ
imacG3、アナログビデオカメラ
サイズ可変
2020
ビデオアート、メディアアートの先駆者とされるナム・ジュン・パイクの「TV Buddha」を逆説的に捉える試作。坐禅を組んだ状態で古いメディアと対面し、それらを通して画面に映し出される自分=虚像と対面する。それにより現在の自分自身=実像が最先端にあることを確認し、自己肯定に陥る。パイクは「ZEN」的な作品を残したことで有名なアーティストである。内観と外観の間の曖昧な状態を体感する「坐禅」は間接的な自己肯定であると捉え、メディアと「ZEN」の親和性を実感する。